アメリカは人口が増え続けている事もあり、労働者数、雇用者数は右肩上がりで増加しています。 1997年から見ても、2022年で約3,000万人増えていて、1.2倍程度の増加です。

個人事業主数はそれほど変化していないようで、その割合は8%程度から2022年には6.2%へと縮小しています。

アメリカは以前から個人事業主が相対的に少ない特徴がありそうです。

  1. ドイツの労働者数・雇用者数・個人事業主数

    続いてドイツのデータを見てみましょう。

    図3 労働者数・雇用者数・個人事業主数 ドイツOECD統計データより

    図3がドイツの労働者数・雇用者数・個人事業主数です。

    1990年からのデータしかありませんが、当時からすると労働者数は2割ほど増加しているようです。

    特に雇用者数が増えていて、個人事業主数はあまり変化していません。

    個人事業主の割合も10%程度から、2022年では8.6%と低下傾向です。

    ドイツは人口が停滞傾向でしたが、2011年頃から人口増加に転じていますので、その影響もあるかもしれませんね。

  2. フランスの労働者数・雇用者数・個人事業主数

    続いてフランスのデータです。

    図4 労働者数・雇用者数・個人事業主数 フランスOECD統計データより

    図4がフランスの労働者数・雇用者数・個人事業主数です。

    労働者全体としては増加傾向が続いています。

    1997年から2022年で2割以上の増加ですね。

    個人事業主数に着目すると、2000年代にかけて減少が続いた後、近年ではやや増加しているように見えます。

    個人事業主の割合を見ても、2003年頃を底にして、緩やかに上昇傾向となっているのが特徴的です。

    減少傾向が続く日本からすると、少し状況が異なるようですね。

  3. イギリスの労働者数・雇用者数・個人事業主数

    次はイギリスのデータです。

    図5 労働者数・雇用者数・個人事業主数 イギリスOECD統計データより