ペストマスクの使い方
ペストマスクはどのように使うのが正しいのでしょうか?そもそもこの形状で本当に病気を防ぐことができるのでしょうか?
ここからはそんなペストマスクの使い方についてご紹介します。
瘴気を防ぐ
もともとペストマスクはペスト菌はもちろんですが、瘴気を防ぐために使われていたとも言われています。世界中で瘴気論が本気で信じられていたため、悪い空気を吸わないようにするため、顔全体を覆うように使っていたそうです。
くちばしのような場所にハーブ
ペストマスクのくちばしのような部分には、テキーラの原料となる竜舌蘭やバラなどの花びら、強い香りのハーブなどが詰められていました。ハーブなどの匂いが瘴気を浄化してくれると考えられていたからです。
また、ペスト医師はしばしば実績の無い若い医者や本業では生計を立てられない医者、まったく医師免許を有していない者まで兼業として行っていたこともあったようで、顔がほとんど見えない匿名性の高いマスクは素性を隠すのに役立っていたとも考えられます。