また、日常的な例でいえば「食費や教育費を削る」という行為だ。「肉や魚は高いから」と炭水化物中心の食事にすると、パフォーマンス低下や病気の原因になりトータルで損をする。教育費を削るとスキル向上せず、給与など稼ぐ力を落とすのでこちらも損をする。値段が張っても栄養価の高い美味しい食事をして、書籍や勉強には果敢に投資をすることがコスト以上にパフォーマンスを高く出せるのは言うまでもない。

コスパ厨は誰もがかかりうる病だ。子どもの時からコスパ厨な人など誰もいない。やりたい時にやりたいことをすぐする。だが周囲から「人生は甘くない」「我慢していきなさい」という言葉を受け続けることで、挑戦する前にやりたいことを引っ込め続け、いつしかやりたいこと自体が湧き出さなくなってしまう。それは潜在的に自分の可能性を信じられなくなっているという気の毒な状態なのだ。

 

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