10億本植樹イニシアチブ(One Billion Tree-Planting Initiative)*…2025年までに10億本の樹木を植えることを目標とする世界的な取り組み

樹木の生育状況の確認や“対話”が可能

GoMommyの植樹活動で植えられた樹木にはそれぞれ3D GPSトラッカーが付属しており、モニタリング・システムによって位置を把握できる仕組みだ。

実際に該当ページへ移行してみると、GoMommyによって植樹された樹木が3Dの衛生地図上に表示され、その木の生育状況などが確認できた。木の世話をする農家の写真付きプロフィールも表示される。

Image Credits: EcoMatcher ©Mapbox ©OpenStreetMap Improve this map ©Maxar

スポンサードされた樹木には、GoMommyユーザーのWebサイトにちなんだ名前が付けられる。ユーザーはプラットフォームを通じて、樹木の成長をリアルタイムで追跡できるシステムだ。

また、画面左側にはチャット欄「TreeChat」があり、樹木の種類や現地時間などを質問して木そのものとバーチャルな「対話」によってコミュニケーションを図ることが可能。チャット欄上の「Forest Sound」では森の中の小鳥のさえずりを聞くことができる。

クライアントが樹林それぞれと繋がる仕組みへ

近年は、多くの企業が植林プロジェクトに参加している。例えば、無料デザインツールのCanvaでは印刷の注文ごとに、樹木を1本植えている。また、企業が温室効果ガス削減量・吸収量をクレジットとして売買できる「カーボンクレジット」も近年注目が集まる分野だ。

GoMommyの取り組みには、香港のデジタル植樹技術ソリューションのプロバイダーEcoMatcherの技術が関連している。EcoMatcherによると、従来の炭素クレジット植林プロジェクトではプロジェクトレベルでの洞察しか得られず、個々の樹木レベルでの洞察は得られないという。そこでGoMommyは、ユーザーであるクライアントたちがテクノロジーを通じて1本1本の木と繋がる仕組みを採用。現在、GoMommyを通じて植えられた樹木はEcoMatcherのサイト上にて確認することが可能だ。

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