中東における“ビジネススタートアップの中心地”の1つとして知られるドバイ。スタートアップエコシステム調査機関のStartupBlinkによると、ドバイのスタートアップは2024年時点で1,103社登録されているという。これは、アラブ首長国連邦(UAE)のスタートアップの約88%に相当する。

大規模なITビジネスパーク「ドバイ・インターネット・シティ」の存在や政府からの支援もあり、テクノロジー系スタートアップが多く台頭している状況である。

こうしたドバイで今年、29歳のフィリピン人起業家がDIYフレンドリーなテクノロジースタートアップGoMommy.ae(以下、GoMommy)を立ち上げた。ドバイを拠点とする同社は、中小企業のWebサイト構築を支援するだけでなく、環境保護のための植樹活動も行っている。

Webサイトが1つ作成されるたび、1本植林

GoMommyは、Webサイト構築ソリューションを手頃な価格で提供している。GoMommyのプラットフォームでは、ユーザーはあらゆる業界向けの140種類以上のテンプレートから好きなものを選択し、事前に構築された要素を使用してニーズに合うようにカスタマイズできる。

Image Credits:GoMommy

なお、コーディングは不要(コーディングしたい場合は可能)。SEOへの対応、AIを活用した広告の生成、そのほかメールキャンペーンやソーシャル投稿なども可能だ。

ここまでは一般的なWebサイト構築プラットフォームと変わりないが、GoMommyは「プラットフォーム上でWebサイトが1つ作成されるたび、1本の樹木が植えられる」というユニークな取り組みを行っている。

同社は、10億本植樹イニシアチブ*の一端を担うUAEのコンサルタント会社The Storey Groupと提携し、GoMommyのプラットフォームを通じてWebサイトを構築する各企業が、その成長と植樹に貢献することを保証している。