「未知の存在」は確かに恐ろしいが、真に恐ろしいのは「未知からくる誤解」だと記者は考える。
今回は、決して少なくない人が興味を持っているにも関わらず、誤解されている点が多い保護犬の実態について、1年前に引き取った我が家の愛犬と合わせて紹介したい。
【こちらの記事も人気です】
■わざわざ「保護犬飼ってる」言う?
『週刊少年サンデー』で連載中の漫画『レッドブルー』の第1話にて、卑屈な性格の主人公・鈴木青葉が、根っからの陽キャ・赤沢拳心に「自分ちの犬をわざわざ保護犬って説明したりとか、そういうとこ苦手なんだ」と言ってのけるシーンが登場する。
青葉同様に陰キャ気質の記者も「確かに、引き取られたなら保護犬じゃないよな」「良い人アピールっぽい」などと、共感したものだ。
しかし記者は大の犬好きであり、犬を迎えるとしたら「保護犬から」と決めていた。要するに、保護犬を引き取る行為は好ましいが、Xのプロフィール欄にて「元保護犬の◯◯くんをお迎えしました」と記載するような行為を「不快なアピール」と捉えていたのだ。
しかしそれから1年後、記者はある理由から自身のXプロフィールに「保護犬のミニチュアダックスの男の子をお迎えしました」と記載するようになる。