「いんげん豆」は食卓でも重宝される食材の一つです。
ただ、その漢字表記については知らない方も多いかもしれません。
そこで今回は「いんげん豆」の漢字表記を解説します。
漢字では「隠元豆」と書くのですが、どうやらそこにはある人物が関係しているようで……。
目次
・いんげん豆の漢字表記
・漢字表記が「隠元豆」となる理由
・別の漢字表記「眉児豆」
・いんげん豆の日本伝来
・いんげん豆の原産は中南米
・隠元禅師が伝えたのは他の豆?
・いんげん豆の旬と保存方法
・いんげん豆の旬
・いんげん豆の保存方法
・まとめ
いんげん豆の漢字表記
早速ですが「いんげん豆」の漢字表記について見ていきましょう。
漢字表記が「隠元豆」となる理由
「いんげん豆」の漢字表記は「隠元豆」とされています。
なぜ「隠元豆」なのかというと「いんげん豆」を伝えたのが隠元禅師という僧侶だったからという伝承が一般的となっています。
もともと「いんげん豆」は古代から南北アメリカ大陸の作物でした。
そこから時代を経てヨーロッパや中国へと伝来したとされています。
その後、17世紀頃になると日本にも「いんげん豆」が伝来します。
その際、中国の僧侶だった「隠元隆琦(いんげんりゅうき)」というお坊さんが「いんげん豆」を持ち込んだのだとか。
その名前にちなんで「隠元豆」となったと考えられています。
別の漢字表記「眉児豆」
「いんげん豆」の別の漢字表記は「眉児豆」となります。
この漢字表記は「いんげん豆」の漢名から来ているそうです。
現に「いんげん豆」の形状は児童の眉毛の形状に似ています。
そこから「眉児豆」という漢字が当てられたとされています。
ただ、英語圏では肝臓の形状に似ていることから「kidney bean(kidney=腎臓)」と呼ばれているようです。