漢字表記するよりも「いまだに」と書くのが無難?
「いまだに」は漢字表記するよりもひらがな表記した方が無難な可能性もあります。
常用漢字表にない「未だ」
「未だに」という漢字表記は現代社会でも頻繁に使用されています。
しかし、実は常用漢字表に「未だ」という表現は存在しません。
つまり、漢字表記は一般的な表現ではないということです。
そのため、使用する際は漢字表記ではなくひらがな表記で「いまだに」と書いた方が無難と言えるでしょう。
ちなみに常用漢字としての「未」の読み方は音読みの「ミ」のみとされていて「いまだに」のように「未」を「イマ」と読むのは例外とされています。
そういった観点から見ても「未だに」は「いまだに」と表現した方が賢明と言えるのではないでしょうか。
「常用漢字表」とは
「常用漢字表」とは法令・公⽤⽂書・新聞・雑誌・放送など、⼀般の社会⽣活において現代の国語を書きあらわす場合の漢字使⽤の⽬安を⽰すものです。
ただし、科学・技術・芸術その他の各種専⾨分野や個々⼈の表記にまで及ぼそうとするものではありません。
その一方、専⾨分野の言葉であっても⼀般の社会⽣活と密接に関連する言葉の表記については常用漢字表を参考とすることが望ましいとされています。
日常生活で目にしたり耳にしたりする言葉は常用漢字表を参考にすることが求められるため、当記事で解説した「未だに」も「いまだに」と表現した方が的確だと言えるでしょう。