■意外なものがヒントになっていた
つがる惣菜の担当者によれば、件の弁当は6年前に発売したという。
24個に仕切られた弁当を作った経緯に関して、担当者は「一般的な弁当箱にひと口ずつおかずを入れてもゴチャゴチャしてしまい、上手くいきませんでした。その際、お土産でもらったチョコの1個ずつ仕切りがあるデザインがヒントになりました。資材屋で探したところ、24種類が一番多かったので、それに詰めたんです」と説明する。
チョコレートの箱から着想を得ていたとは驚きである…。おかず一つ一つにはこだわりがある。
担当者からは、「地域性や郷土色を大切にしたいと思い、青森県産の物や郷土料理、特産品に絞って青森色を出せるラインナップにしました。新青森駅で購入して東京に行く際、このお弁当と缶ビールを持って行ければ良いなと思い、お酒と一緒に食べられることも意識しました」と、熱いコメントが得られた。
“イケる口”の人は、この弁当があれば目的地に着くまでにビール3~4本を飲めてしまうかもしれない。