新聞の紙媒体としての発行自体が難しくなっている現状がある。大手高級紙はまだ紙媒体での発行が続いているけれど、いつまで続くかはわからない。2016年には、左派系高級紙「インディペンデント」が紙媒体での発行を停止し、電子版のみでの発行となった。ただし、その簡易版で価格もはるかに安い「アイ」は紙での発行が続いている。
イブニング・スタンダードの場合、ロンドンの無料紙市場で週に数回発行の新聞としては経営が不可能になった。
英国の新聞は紙媒体でいつまで発行するのか。各紙の我慢比べのような状況になってきた。(以下はイブニング・スタンダードのウェブサイト)
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編集部より:この記事は、在英ジャーナリスト小林恭子氏のブログ「英国メディア・ウオッチ」2024年9月22日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「英国メディア・ウオッチ」をご覧ください。