こんにちは。自由主義研究所の藤丸です。
アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領が、2024年9月15日に議会に2025年の予算案を提出しました。
そのときの演説内容は、日本の政治にも同じように重要なことだと思いますので、全文を日本語文字起こしして紹介いたします(ちなみに、かなり長い文章です。約1万3千文字あります)。
太字と(※訳注)は筆者です。ごく一部はカットしたり意訳している部分がありますのでご了承ください。
※こちら ↓ からスペイン語全文が読めます。
Cadena Nacional del Presidente de la Nación, Javier Milei, presentando el Presupuesto 2025 en el Congreso de la Nación
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皆さん、こんにちは。国家政府のメンバー、名誉ある国民議会の予算委員会のメンバー、代議員、上院議員、指導者の皆様、ラ・リベルタッド・アバンザのメンバー、そして今日私に同行した中央政府のメンバー、そして自宅から見ているすべてのアルゼンチン国民の皆様。こんばんは。
今日、私たちは、かつての偉大なアルゼンチンを再び取り戻すことができるように、我が国の歴史を永遠に変える国家予算案を提出するためにここにいます。政治階級が個人の自由に制限を加えて何年もたった後に、今日私たちは国家に制限を加えるためにここに来ました。
本日発表する予算案は、経済シナリオにかかわらず、財政収支の均衡を確保する手法を採用しています。つまり、マクロレベルで経済がどうなろうと、国家公共部門の財政結果は均衡するということです。
この財政の盾は、これまで知られていなかった私たちの歴史に新たなページを開くものです。今後、アルゼンチンは支払能力を持ち、その結果、カントリーリスクと金利が低下し、投資、生産性、実質賃金が増加し、最終的には、貧困と困窮が減少することになるでしょう。