MF:スパチョーク(北海道コンサドーレ札幌)
リーグ戦では8戦勝ち無しと苦しむ北海道コンサドーレ札幌。第25節は川崎フロンターレを相手に2-2と痛み分けでゲームを終え、9戦勝ち無しと不名誉な記録を更新してしまったが、DF岡村大八がVAR判定により退場となるまでの試合展開は完璧に近い内容と言えるだろう。特に2-0と素晴らしい試合運びを見せた前半戦、先制からの2ゴールに絡んだのがタイ代表MFスパチョークだ。1点目はフリーキックのこぼれ球を見事なダイレクトミドルシュートから挙げると、巧みなワンタッチコントロールからの切り返しを見せクロスで2点目をお膳立て。攻撃面で圧倒的な存在感を放っていた。
FW:ホセ・カンテ(浦和レッズ)
前第24節で中断明け初勝利を挙げた浦和レッズ。第25節はACLプレーオフ日程の都合もあり中2日という厳しい日程でありながら、1-0の勝利を収めた(対湘南ベルマーレ)。そんな貴重な決勝ゴールを決めたのが、ここに来て調子を上げつつあるFWホセ・カンテだ。相手DFの僅かな寄せの甘さを見逃さず左足を振り抜くと、ボールは美しい軌道でそのままゴールへ。3戦連発となる鮮やかなゴールでチームを2連勝に導いた。
FW:伊藤翔(横浜FC)
ホームでの横浜ダービーに臨んだ第25節の横浜FC。首位横浜F・マリノスを相手に、逆転勝利を収めて3試合ぶりの白星を手にした(4-1)。これまで2連敗中と是が非でも勝利して勢いをつけたかったこの試合、逆転ゴールを挙げたのはベテランFW伊藤翔の華麗なボレーだった。また、3点目となるオウンゴールを誘発するクロスを供給するなど、2点に絡む活躍で勝利に大きく貢献した。
FW:原大智(京都サンガ)
ベルギー1部のシント=トロイデンから、この夏新たに京都サンガへ加わったFW原大智。前第24節に挙げた加入後初ゴールの勢いそのままに、第25節ではアビスパ福岡を相手に2ゴールをマーク。チームの2連勝に貢献している(2-0)。コーナーキックのチャンスにピタリと合わせて先制点を挙げると、シュートのこぼれ球を押し込み前半のうちに2点目を追加。直後にDFアピアタウィア久がレッドカードで退場となり京都にとっては難しいゲームとなったが、原の2ゴールがチームに活力を与えたからこその勝利と言えよう。