DF:林幸多郎(横浜FC)
首位横浜F・マリノスとの横浜ダービーに臨んだ第25節の横浜FC。残留争いに光明を見出したい横浜FCが4-1と快勝を収め、自信を取り戻す試合になったことだろう。先制される難しい展開の中で、圧巻の同点ゴールを挙げる活躍を果たしたのがDF林幸太郎だ。コーナーキックのこぼれ球をダイレクトで合わせると、ボールは吸い込まれるようにゴールへ。技術の高さが窺えるミドル弾で、チームの反撃ムードを作り上げた。
MF:山口蛍(ヴィッセル神戸)
首位横浜F・マリノスを追うヴィッセル神戸は、第25節でFC東京と対戦。ミスで先制されると、以降もPK献上、アディショナルタイムに勝ち越しを許すなど、苦難の続いたゲームとなったが最後の最後にMF山口蛍の劇的なボレーシュートで勝ち点1を手にすることに成功した(2-2)。1点先行されている中で迎えた最終盤のチャンスで、落ち際を見極めて右足を振り抜いたボレーはサイドネットへ。山口の冷静さと技術の高さが窺えるゴールで、首位との勝ち点差を縮めることに成功した。
MF:樋口雄太(鹿島アントラーズ)
ここまでリーグトップのアシスト数を誇る鹿島アントラーズのMF樋口雄太。第25節のアルビレックス新潟戦(2-0)でも安定した展開力を披露し、強烈なミドルシュートも放つなど決定機につながるプレーを見せた。残念ながら直接ゴールにこそ繋がらずアシスト数を増やすことはできなかったものの、自陣の深い位置で冷静な守備対応を見せるなど攻守両面で躍動。チームの2連勝と無失点勝利に大きく貢献した。
MF:上門知樹(セレッソ大阪)
名古屋グランパスとの上位対決に臨んだ第25節のセレッソ大阪。ゲーム序盤から互いに1点を取り合う展開となったが、C大阪が3-1で名古屋を下し勝ち点3を手にしている。この白熱した試合の中で、先制点も含めて2ゴールを挙げる活躍を見せたのがC大阪のMF上門知樹だ。先制の場面では、FWレオ・セアラがサイドに流れて抜けた中央に位置取り、クロスに反応してゴールをマークした。勝ち越し点となる2ゴール目も、見事な反転から地を這うようなミドルシュートで名古屋の守護神GKランゲラックの牙城を崩して見せた。