過酷な環境でも生き残ることで有名な最強生物「クマムシ」に、新たな伝説が加わりました。
最近、アメリカに住むエンジニアのクインテン・ゲルドホフ氏(Instagram, @microhobbyist)は、「線虫に乗ったクマムシの赤ちゃん」を発見しました。
タイミングよく撮影された動画には、暴れる馬にまたがる騎手のように、線虫を乗りこなす小さなクマムシが映っています。
この動画は、顕微鏡写真コンテスト「2024 Small World in Motion Competition」にて、5位を獲得しました。
目次
- 最強生物クマムシが線虫を乗りこなす
- 自宅の近くで発見されたクマムシの赤ちゃんの動画が、顕微鏡写真コンテスト5位に
最強生物クマムシが線虫を乗りこなす
クマムシ(学名:Tardigrade)は、体長50μm~1.7mmほどの微小な生物であり、あらゆる環境に生息することで知られています。
このクマムシが有名なのは、これまで様々な伝説を残してきたからです。
クマムシは生育環境から水が無くなると「乾眠」と呼ばれるすべての代謝が停止した状態になります。
この状態であれば、絶対零度に近い温度(-272℃)、宇宙空間、マリアナ海溝の底の1000気圧にも耐えることができます。
また2024年のノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)の研究では、クマムシが人の致死量の約1000倍の放射線にも耐えられると分かりました。
クマムシが「人間の致死量の1000倍の放射線」に耐えられる理由が判明!
まさにクマムシは「最強生物」なのです。
そして最近、この最強生物クマムシに、新しく可愛らしい伝説が加わりました。
なんと、線虫に乗るクマムシの赤ちゃんが発見されたのです。
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