過酷な環境でも生き残ることで有名な最強生物「クマムシ」に、新たな伝説が加わりました。

最近、アメリカに住むエンジニアのクインテン・ゲルドホフ氏(Instagram, @microhobbyist)は、「線虫に乗ったクマムシの赤ちゃん」を発見しました。

タイミングよく撮影された動画には、暴れる馬にまたがる騎手のように、線虫を乗りこなす小さなクマムシが映っています。

この動画は、顕微鏡写真コンテスト「2024 Small World in Motion Competition」にて、5位を獲得しました。

目次

  • 最強生物クマムシが線虫を乗りこなす
  • 自宅の近くで発見されたクマムシの赤ちゃんの動画が、顕微鏡写真コンテスト5位に

最強生物クマムシが線虫を乗りこなす

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最強生物クマムシ / Credit:Wikipedia Commons_Tardigrade

クマムシ(学名:Tardigrade)は、体長50μm~1.7mmほどの微小な生物であり、あらゆる環境に生息することで知られています。

このクマムシが有名なのは、これまで様々な伝説を残してきたからです。

クマムシは生育環境から水が無くなると「乾眠」と呼ばれるすべての代謝が停止した状態になります。

この状態であれば、絶対零度に近い温度(-272℃)、宇宙空間、マリアナ海溝の底の1000気圧にも耐えることができます。

また2024年のノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)の研究では、クマムシが人の致死量の約1000倍の放射線にも耐えられると分かりました。

クマムシが「人間の致死量の1000倍の放射線」に耐えられる理由が判明!

まさにクマムシは「最強生物」なのです。

そして最近、この最強生物クマムシに、新しく可愛らしい伝説が加わりました。

なんと、線虫に乗るクマムシの赤ちゃんが発見されたのです。

 

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