また魚介類と野菜を組み合わせた料理も多く、江戸時代の料理は栄養のバランスが比較的取れていたことが窺えます。
さらにイワシなどの魚介類は、庶民にも手が届きやすい価格で供給されました。
イワシはそのまま焼いたり、煮物にしたり、または干物として保存食にしたりと、多様な形で食卓に上ったのです。
江戸時代の食文化は、地域ごとの特色を活かしつつ、季節の食材を取り入れ、保存食や調味料の工夫を通じて多様な料理が楽しめるものでした。
このようにして、庶民の食卓には栄養バランスが取れた料理が並び、江戸の人々の健康を支えていたのです。
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参考文献
1992年度(平成4年度)研究助成事業実績|公益財団法人 浦上食品・食文化振興財団 (urakamizaidan.or.jp)
https://www.urakamizaidan.or.jp/research/klist_1992.html
江戸時代における食をとりまく諸風俗についての研究
ライター
華盛頓: 華盛頓(はなもりとみ)です。大学では経済史や経済地理学、政治経済学などについて学んできました。本サイトでは歴史系を中心に執筆していきます。趣味は旅行全般で、神社仏閣から景勝地、博物館などを中心に観光するのが好きです。
編集者
ナゾロジー 編集部