参考までに、イスラエルの有力紙「ハアレツ」はページャー爆発のタイミングがイスラエル国内の政治的対立と重なる点を注目している。ネタニヤフ首相はガラント国防相を解任しようとしていた矢先だ。首相はガラント国防相とはガザ戦争における対応を巡って長らく対立してきた。だから、今回のページャー攻撃はネタニヤフ首相にとって絶好のタイミングだったというわけだ。
なお、グテーレス国連事務総長は18日、ニューヨークの記者会見で「中東が劇的なエスカレーションの危機に直面してきた」と、警告を発している。
編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2024年9月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。