■運営する「法人名」に違和感が…
2002年11月に開館したキラリ☆ふじみ命名の経緯について、同館館長・矢野哲史氏は、「開館前年の2001年に施設の愛称募集を行い、その際に市民で構成される開館記念事業実行委員、行政関係者、設計業者が加わる選考委員会が設けられ、約300点の応募の中から決定しました」と、振り返る。
矢野氏は「この愛称には『キラリ☆と輝きあう一瞬のために富士見市の新しいシンボルとして、キラリ☆と個性が輝くように、キラリ☆と富士見ブランド文化が全国に輝くように、キラリ☆と水と緑と光の調和で輝くように』との願いが込められています」とも補足しており、一生分の「キラリ☆」を耳にした思いだ。

(画像=『Sirabee』より引用)
「多様性」が唱えられるようになった令和の価値観から見てもかなり攻めた名称は、やはり当時も賛否両論を巻き起こしたそう。
矢野氏も「当初の反応としては、行政の施設等に『キラリ』、ましてや『☆』が加わるのですから、市民または行政の反応もポジティブな意見やネガティブな意見と様々で、温度差があったように聞いています」と認めている。
…と、ここで記者はある重大な違和感に気づいたのだ。