■ウォーキングの速度の「目安」
その有酸素運動の定番として、手軽にできるウォーキングに取り組む人も多い。
ニトベ氏によると、ジムなどでトレッドミルを使用して歩く場合には、少し角度を上げて坂道の状態を作ると、「普通に歩くのと同じ速度でも運動強度が上がる」と説明。
より運動強度を上げたほうが痩せるような気になってしまうが、「(心拍数が)上がりすぎると(効率的に)脂肪が燃えない」と明かし、「目安としては、会話できるぐらいの強度がいい。会話がつらい、だと強度が高すぎる」と解説した。
また、ひざや足首などの関節に不安がある人は、体重の負荷を軽くして関節に負担がかかりにくい水中ウォーキングを、関節に問題がない人は、重力を受け止める体作りができる陸上でのウォーキングがおすすめだとしている。