隙間が少ないホイールを装着している車が増えている
最近デビューした車では、スポーツカーのトヨタ GR86やマツダ CX-60がありますが、これらの車は従来どおりのデザインを採用したホイールが装着されています。
しかし、日産の『アリア』や『サクラ』、少しさかのぼってホンダの『Honda e』といったバッテリーEVでは隙間が少ないデザインを採用したホイールが装着されていて、アリアにいたってはアルミホイールにカバーをつけるという徹底ぶり。トヨタ プリウスもアリア同様、一部グレードでホイールキャップを被せたアルミホイールが装着されています。
前述のとおり、軽量なホイールは燃費にも影響するため、バッテリーEVにおいても軽量なホイールを装着すれば航続可能距離を伸ばすことができるものと考える人は少なくないでしょう。
隙間が少ないデザインを採用するホイールは、そうではないホイールと比べそれだけアルミ素材が多く使われるため、重くなります。これでは、航続可能距離をかえって短くしているように思えてしまうでしょう。
しかし、実はバッテリーEVにとっては、隙間が少ないデザインのホイールのほうが都合が良いのです。