服装にはとにかく気を付ける。極力肌は隠してメイクも控えめで
一番の自衛は服装です。長袖を着て、手足は絶対出さないことは必須です。日本でするようなメイクも控えておく方がよいかもしれません。
愛想が良くて、押しに弱い日本人女性は、図々しい一部のインド人男性にとっては格好のターゲットです。綺麗な服を着ていると目立ちますし、ばっちりメイクした顔で日本人の愛想の良さを出してしまうと「男の人を求めているからおしゃれをしているし、自分に好意があるから優しくしてくれているんだ」と勘違いさせてしまいます。
毅然とした態度で断る、無視することも大切ですが、それよりも「まず話しかけさせない」「近づかせない」ことが第一の予防です。観光地は特に客引きや変な人も多いので、私は顔全体を布で覆ってしまうこともあります。気があると思われてしまった時点で「あなたが悪い」と言われても仕方ない、と言われかねないという土地柄であることは理解しておきましょう。
向こうから近づいてきた場合はどれだけ親切に見えてもついていかない
日本人だとわかると、フレンドリーに声をかけてくる人もいます。「家族に日本に留学に行っている人がいる」と言われたり、時には日本語で話しかけてくる人もいます。
ですが、向こうから近づいてきた人とは、その場限りの関係に止めておきましょう。電話番号を聞かれても「つながっていない」と教えないことが大切です(それでもFacebookは?Instagramは?と粘ってきますが負けないでください)。
「今から観光名所に連れていってあげる。お金は取らないよ」と言われても、ついていってはいけません。中には本当に親切心がある人もいるかもしれません。ですが、私の経験上、本当に無償で親切にしてくれたインド人は、私自身ヘルプを求めて話しかけた人たちです。
逆に「この声かけてくれた人についていってよかった」と思ったことはありません。ついていくと怪しいところに連れて行かれるか、最終的に金を求められて悲しい気持ちになるかのどちらかです。