■SNSにアップするのは要注意
SNSを通じて情報収集することが日常となっている現在では、自衛隊の行動に関する情報は特に注意が必要である。
特に、大きな訓練の内容や任務に関する情報が含まれている投稿は、日本に敵対する国が喉から手が出るほど欲しい情報である。保全上、具体的にどういった情報が不都合か述べることすら控えたいが、大まかにぼかすと、車両や艦船、航空機の移動などに関する情報だ。専門の情報収集者なら、そこから自衛隊の装備や能力、任務を把握することも可能だからだ。
海自は潜水艦やイージス艦、空自はレーダーや地対空誘導弾、陸自は特殊部隊などの機密情報はSNSでも厳しく監視されており、関連する写真や動画が出回った時は、すぐに削除されている。
何気なく撮ってSNSにアップした写真が、日本の安全保障を脅かしたり、敵対国の片棒を担いでしまったりする可能性も決してゼロではない。自衛隊とコミュニケーションを取り、双方の納得のいく形で撮影や投稿を行ってもらいたい。
■執筆者紹介
安丸仁史(やすまるひとし):1994年福岡生まれ、福岡育ち。防衛大学校(人文・社会科学専攻)中退後、西南学院大学文学部外国語学科卒業。 2017年陸上自衛隊に幹部候補生として入隊。
職種は普通科で、小銃小隊長や迫撃砲小隊長、通訳などを務める。元レンジャー教官。 現在は複数事業を経営。
(取材・文/Sirabee 編集部・安丸仁史)
提供元・Sirabee
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