自衛隊の基地や駐屯地の周辺、高速道路のサービスエリアで自衛官や自衛隊車両を目にする機会は多い。そのときに、自衛隊の写真を撮っていいのか、彼らに話しかけてもいいのかと思ったことはないだろうか。この疑問について、元自衛官の筆者が明らかにしていく。

■広い道路やサービスエリアで見かける理由

自衛隊の車両には小型車両やバイクもあるが、基本的に中型以上の大きい車両が多い。また、小さな車両事故でも国民の信頼を大きく落としてしまう可能性があるため、駐屯地から近くの演習場でも基本的には大きい道を通ることが多い。

部隊の種類や規模によっては、自衛隊車両の数が多くなる場合がある。そのため、高速道路を利用する際には、一般の車両の駐車スペースを圧迫しないよう、広々としたサービスエリアを選んで利用するように配慮している。