■そもそも「ガーター」の意味は…

ボウリングレーン両脇の溝、7割の人が勘違いしていた うっかり「ガーター」と呼ぶと…
(画像=『Sirabee』より引用)

「かつてガターはガーターが正式名だった説」をぶつけたところ、JBC担当者からは「ルールブックにおいて『ガーター』表記は確認できませんでした」「英語の『gutter(溝)』を日本国内でもそのまま用語として使用していますので『元々ガターだったものが、誤解されるようになった』という認識でよろしいと思います」との回答が。

さらには「私自身も、初めてボウリングをした頃に『ガーター』と聞いて(教えられて)、そのまま疑いもなく覚えてしまった記憶があります」というエピソードも飛び出し、やはり「最初にガーターで覚え、徐々にガター呼びへ移行していく」流れに覚えがある人は少なくなさそうだ。

JBC担当者は「耳で聞いて伝わっていくうちに『ガーター』の呼び方が、より浸透してしまったのかもしれません」とも分析している。

ボウリングレーン両脇の溝、7割の人が勘違いしていた うっかり「ガーター」と呼ぶと…
(画像=『Sirabee』より引用)

以前Sirabee編集部では「ボウリング」と「ボーリング」の表記に関する意識調査を実施した経緯があり、その際は「ボウリング」と正しく認識している人が8割近くを占めていた。しかし「ボウリング」と比較すると「ガター」という表記を目にする機会は少ない点が、今回のような結果に繋がったのでは…という推測である。

さらには「5月に『NHK杯』という国内最高レベルの大会が実施され、NHKで生放送もされたのですが、優勝した選手が決勝の第1投でガターをし、優勝インタビューの際に『ガーター』と発音していました。選手の中にも『ガーター』呼びが根強いことを実感した次第です」とのコメントも飛び出したのだ。

ボウリングレーン両脇の溝、7割の人が勘違いしていた うっかり「ガーター」と呼ぶと…
(画像=『Sirabee』より引用)

前出のように「ガター」は溝(gutter)を意味するが、「ガーター」は(garter)ファッションアイテムを意味するため、英語圏の人々との会話で使用する際は、特に注意が必要だろう。

そこで今回は「ガター」という正しい呼び方を、ボウリングで「ガターをしないコツ」と併せて覚えていってほしい。

JBC担当者は「ボールを投げる際、どうしても足元に目線を落としてしまいがちですが、ボールが狙ったピンに向かって転がる軌道を意識して腕を振り、できるだけ遠くにボールを投げると良いです」と、ポイントを説明している。足元近くでボールを「落とすよう」に投げると前方への推進力が弱く、そもそもピンまで届かないのだ。

正しい呼び方と投げ方を理解すれば、もう「ガター」は怖くない?

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

提供元・Sirabee

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