■「かつては呼び方が違った」説

今回は全国の10〜60代の男女1,000名を対象として、「ボウリングレーンの『両脇にある溝』の呼び名」に関するアンケート調査を実施。

ボウリングレーン両脇の溝、7割の人が勘違いしていた うっかり「ガーター」と呼ぶと…
(画像=『Sirabee』より引用)

その結果、こちらを「ガーター」と回答した人は全体の65%、「ガター」と回答した人は35%と判明したのだ。溝の名称は「ガター」が正しいが、正直なところ、記者がボウリングを初めてプレイした20年ほど前は「ガーター」呼びが一般的で、ここ十数年の間に「ガター」呼びが浸透し出した印象を受ける。

この記憶が正しければ「中高年はガーター、若年層はガターと認識している人が多い」傾向になるはずだが、今回の調査結果を年代別に分けてみると…。

ボウリングレーン両脇の溝、7割の人が勘違いしていた うっかり「ガーター」と呼ぶと…
(画像=『Sirabee』より引用)

記者の推測とは反対に、10〜30代の7割以上も「ガーター」と認識している一方、60代は「ガーター」の回答割合が全年代中最も小さいと明らかになったのだ。

ボウリングレーン両脇の溝、7割の人が勘違いしていた うっかり「ガーター」と呼ぶと…
(画像=『Sirabee』より引用)

となると、「かつてガターはガーターが正式名だった説」は誤りなのだろうか…。とはいえ、全体の7割近くが「ガーター」と誤認している点には、何らかの理由が存在するはずである。

そこで今回はガターの名称について、「全日本ボウリング協会」(JBC)に詳しい話を聞いてみることに…。