世の中には「あれ、どっちだったかな…」とおぼろげに記憶してしまう事象が多々あるが、その正式名称が誕生した「背景」を知ると、思わず納得してしまうもの。賢明なる読者には既知の事実として映ったり、「細かすぎるだろ!」とツッコミを入れたくなるケースもあるかと思うが…決して少なくない人々が「誤って記憶している事象」の正体について探っていきたい。

今回取り上げるのは、ボウリングレーンの両脇に存在する「あの溝」の正式名称についてである。

■ボウリング初心者の「脅威」と言えば…

ボウリングレーン両脇の溝、7割の人が勘違いしていた うっかり「ガーター」と呼ぶと…
(画像=『Sirabee』より引用)

プレッシャーを高める要素が随所に散りばめられたボウリング。中でも「初心者にとって最初の壁」と呼ぶべきが、レーンの両脇に設けられた「溝」の存在だろう。

「真っ直ぐに、真っ直ぐに…」「溝にさえ落ちなければ良し…」と強く意識してしまうほど、なぜかボールは無情にも溝に吸い込まれていくもの。ボウリングを一度でもプレイした経験がある人ならば「常識」と言いたくなるかもしれないが、読者諸君もいま一度、こちらの溝の正式名を思い浮かべてみてほしい。