アメリカで今、プールであわや溺死しそうになった2歳児の話題が、関心を集めている。なぜなら、その子を救ったのはまだ6歳の兄だったのだ。『Atlanta News First』『WHNS-TV』などが伝えている。
■「全て長男のおかげです」
この話題は、サウスカロライナ州アンダーソン郡の民家から伝えられた。2歳のアンソン・ウィットロックくんが溺死しかけたところを、6歳の兄アティカスくんが救ったという。
一家は『WHNS-TV』の取材に応じ、母親のサヴァンナさんが「長男のとっさの判断と行動のおかげです。ふたりを守ってくださった神様にも感謝しています」と、アティカスくんの勇気ある行動を称えた。
■祖父も父親も目を離していた
独立記念日だった7月4日、ウィットロック家の人々は、祖父母の自宅で過ごしていた。アティカスくんは家のプールで泳いでおり、プールに近寄ったアンソンくんが足を滑らせて水に落ちてしまった。
プールデッキには父親と祖父がいたが、ともに目を離しており、アンソンくんがいないのは室内に入ったからだと思っていたという。
■「潜って近づいたら弟だった」
そのときの様子について、アティカスくんは「底に何かあるように見えて、ゴーグルを着けて潜って近づいてみたら、弟のアンソンだった」と話している。
慌てて弟の体を抱き上げ、水の上に持ち上げたアティカスくん。サヴァンナさんがそれに気づき、水に飛び込むとふたりを水から引き上げた。
アンソンくんは青ざめており、直後に意識を失ったことから救急車を要請したという。
■医師も救急救命士も驚く
グリーンビル記念病院に運ばれ検査を受けたところ、アンソンくんの肺には水が入っておらず、医師はとても驚いた。「きっと息を止めていたのでしょう」と説明したという。
一方、救急救命士たちは弱冠6歳の兄が弟の命を救ったことに驚いた。「よくやったね。君はスーパーヒーローだよ」と褒めてもらったことを、アティカスくんはとても喜んでいる模様だ。
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)
提供元・Sirabee
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