■夏になると高騰するエアコン価格

家電の値段比較、レビューサイト「価格.com」で調べてみるとわかりますが、価格.comで一番人気のエアコンの場合、4月の平均価格は38,000円近辺でしたが、6月は同じ商品の平均価格が44,000円近辺まで値上がりしています。

エアコンの電気代は一か月5,000円ほど。よほど節電性能が高くなければ6,000円高いエアコンだとひと夏の電気代節約では元がとれないかもしれません。買い替えは価格が下がる秋まで待ったほうが賢明でしょう。

それでも6,000円高くても新しいエアコンが今欲しいと思った人は③に進んでください。ヨドバシカメラなど家電量販店のサイトに行くと、今、エアコンを買ったら工事が最短でいつになるか表示があるはずです。7月上旬はまだ余裕があるのですが、例年、猛暑日が到来するとこの状況が一変します。

■買い替えなくてもエコな方法が別にある

たとえば今買ってもエアコン設置は20日後なんてことになると、高いエアコンを買ったうえに、お盆が過ぎたころにようやく工事が来てくれるなんてことにもなりかねませんよね。

さて、①から③まで考えたうえで「今年の夏は今のエアコンで我慢しよう」と決めた人も実はもうひとつ節電については工夫できることがあります。それがサーキュレーターと扇風機を買うことです。

エアコンで冷えた空気は部屋の一部分の下の方に沈んでいたりするものです。それでサーキュレーターを購入してリビングの空気をかき混ぜると部屋全体の涼しさが変わります。実はサーキュレーターや扇風機はどちらもエアコンの10分の1程度の電気代しかかかりません。電気代が高いのならエアコンをこまめに切って空気を循環させるほうが、節約型のエアコンに買い替えるよりも効率的です。

電気代が安いことに目をつければ、サーキュレーターとは別に自分専用の扇風機を買うという手もあります。扇風機の風が常に自分にだけ向かってくるという贅沢な使い方。これは涼しいですよ。ないしは人気のサーキュレーターと扇風機兼用の商品を買ってみたらどうでしょうか。とにかくこの夏は賢く涼しく節電するのがよさそうです。