■「これに気づかないのは怖すぎる」
件のツイートは21日現在で1.4万件以上ものRTを記録しており、他のツイッターユーザーからは「タイヤの溝が綺麗でも、こんなことになるんだな…」「車が凶器なのでなく、車の重大な異変に気づかず運転する人そのものが凶器」「これに気づかないっていうのが怖すぎる…」といった驚きの声が多数寄せられていた。
しかし果たして、件の車両を運転していた高齢者は、発見時はどのような様子だったのだろうか。実態を探るべく、件のツイートに名前が登場した佐賀県警「神埼警察署」に詳しい話を聞いてみると、写真の光景以上に「衝撃的な事実」が明らかになったのだ…。
■現場の状況がカオスすぎる…
まずは車両発見時の様子について尋ねたところ、神埼警察署からは「タイヤがパンクしたままの車が走っているとの通報を受け、現場へ向かった警察官が、ツイッター投稿に添付した写真の状態の車を確認いたしました」との回答が。
その後は運転者の家族に迎えに来てもらい、車両の写真を示した上で「タイヤが外れる、という正に事故に直結する危険な状態であることに気づいていない」こと、そして「道に迷った」という発言を考慮して「今後の運転継続について家族でしっかりと話し合ってほしい」こと、の2点を伝えたのち、運転者の体調や日頃の生活状況を聴取し、交通事故防止に関する助言を行なったという。
また、ツイート投稿の経緯については「高齢者の身体機能の変化に伴う交通事故が社会問題となっている中で、高齢者自身だけではなく、その家族や行政等の関係者にも考える契機として頂きたいと思い、発信いたしました」と振り返っている。