2026FIFAワールドカップ(北中米W杯)アジア最終予選。日本代表は9月5日の中国戦を7-0、11日のバーレーン戦を5-0といずれも相手を圧倒して勝利を収めた。
この9月シリーズのメンバーには、MF遠藤航(リバプール)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)などお馴染みの選手のほか、MF伊東純也(スタッド・ランス)やMF三笘薫(ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン)といったしばらく代表から離れていた選手たちが復帰し、現時点で考え得る最高に近い編成で臨めたことで注目を集めた。また、Jリーグで活躍中のDF望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)やパリ五輪でも活躍したDF高井幸大(川崎フロンターレ)といった若手が初招集されたことでも話題呼んだ。
国内から将来性豊かな選手が選出され、まだまだ先の長いアジア最終予選を戦う上で選手層のさらなる底上げを図れたことは大きな意味があるだろう。だが、国内でプレーする選手にも代表での活躍を期待できる選手はまだ数多くいる。ここでは、次回以降の代表活動で招集が期待される選手を4名紹介していく。
中野就斗(サンフレッチェ広島)
現在J1で優勝争いを繰り広げているサンフレッチェ広島。直近2シーズンはいずれも3位と上位争いに加わりながら惜しくも優勝を逃しているだけに、今季こそはという意気込みを大いに感じるシーズンとなっている。そんな広島で大きな存在感を放っているのが、2年目のDF中野就斗だ。
ルーキーイヤーの昨年は開幕スタメンを務め、その後も右サイドで定位置を掴み30試合に出場。豊富な運動量を武器に攻守で貢献し広島を支えた。今季も序盤戦はサイドでの起用が多かったが徐々にセンターバックでの起用が増え、DF荒木隼人やDF佐々木翔といった日本代表経験者たちとともに広島の守備を担っている。