直近5試合は4勝1敗と大きく勝ち点を積み上げた水戸ホーリーホック。シーズン序盤は4連敗の後5連続でドローゲームとなるなど勝ち点の積み上げに苦労したが、ここにきて降格圏との勝ち点差を12と広げ、ひとまず残留という点では安全圏に付けている。そんな水戸に好調をもたらす一因となっているのが、この夏の新戦力の1人FW中島大嘉だ。
188cmの長身とスピードを併せ持ち将来を嘱望されるストライカーだが、昨年は所属元である北海道コンサドーレ札幌、夏に期限付き移籍した名古屋グランパスのいずれでもリーグ戦ではゴールを奪えず、今季は心機一転J2の藤枝MYFCでシーズンをスタートさせていた。そんな藤枝でもリーグ戦のゴールは挙げられないままこの夏に水戸加入となったが、移籍後6試合で2ゴールと早速存在感を発揮。途中出場が多いながらも決勝点を挙げる活躍で、チームに勝ち点3をもたらす原動力となっている。
残り7試合、上位勢との対戦も複数残している水戸。厳しい戦いが続くなかで、残留を確定させ1つでも上の順位を目指すためにも、中島のさらなる覚醒に期待が集まる。