なお、朝鮮中央通信(KCNA)が13日報じたところによると、金正恩総書記は核兵器研究所と兵器級核物質の生産基地を訪れ、核兵器の原料を製造するウラン濃縮施設を視察し、核兵器の増産、ウラン濃縮用遠心分離機の増設を指示したという。核関連技術やノウハウはその国の国家安全保障と密接に関係するため他国に提供することは原則的には考えられない。しかし、ウクライナ戦争が更に長期化し、ロシア軍の武器不足が深刻になれば、核関連技術の協力を強く要請する北側の願いを無視できなくなるかもしれない。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2024年9月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。