目次
歴代随一の「濃い顔ぶれ」が並ぶ2代目シャレード
時代はハイルーフのトールボーイ!2代目シャレード登場
歴代随一の「濃い顔ぶれ」が並ぶ2代目シャレード
「MOBY編集部がAIに聞いた、30〜50代のクルマ好きが気になる名車」にノミネート、過去に公開した記事から好評だった車種をノミネートするセルフリメイク企画、今回は2代目ダイハツ シャレードです。
前回は”「成功したのになんでやめちゃったの?」画期的かつ個性的!元祖リッターカーことダイハツ シャレード【推し車】”として歴代モデルをまとめて紹介しましたが、今回は個性的なモデルやエピソードも多い各世代シャレードをそれぞれ紹介!
デ・トマソターボや「ロックンディーゼル」、グループBマシンの926ターボなど、2代目シャレードは基本的には初代の正常進化&トールボーイ版でありながら、ずいぶんと濃いラインナップでした。
時代はハイルーフのトールボーイ!2代目シャレード登場
1977年にダイハツで久々のフルオリジナル小型乗用車として登場するや、当時の小型車用4サイクルエンジンでは珍しい直列3気筒エンジンで確保したタイヤの切れ角による取り回しの良さ、同じく小さいながらも車内空間の広さで大人気となった、ダイハツ シャレード。
国産リッターカーの先駆車としてすっかり定番化したものの、日産 マーチやスズキ カルタスの初代モデルが登場すると、ライバルへ対抗すべく1983年1月には2代目へとモデルチェンジします。
その頃になると軽~コンパクトカーの流行は初代シャレードのデビュー時から大きく変化しており、流行はダイハツ ミラ(1980年)やホンダ シティ(1981年)の初代モデルで受け入れられた、ハイルーフの「トールボーイ」スタイルに変わっていました。
ハイルーフとは言っても現在の軽ハイト系ほど極端なものではなく、初代シティのハイルーフ車を除けば全高1,550mm以内に収まるささやかなものでしたが、それまで「なるべく低くして空気抵抗を減らし、スポーティに」という考え方からすれば、大変革です。
2代目シャレードも、初代から一回り大きくなるだけではなく、初代ミラで手を付けたハイルーフ化による車内空間の拡充が大きなテーマとなり、使い勝手や快適性は大きく向上していましたが、そうなると車重も当然増加します。
そこでもっとパワフルでスポーティな、あるいは重くてもトルクフルで経済的なエンジンが用意されたほか、サファリラリーなど国際ラリー、さらに国内モータースポーツでも有利なグループB規格のモータースポーツベース車が登場するなど、多彩な顔ぶれになりました。