シュートとパス精度の高さ、ポストプレーの強さ、打点の高いヘディング、前線からの積極的な守備など、どれをとってもハイレベルでこなせる“万能型FW”である鈴木優麿。なにより土壇場での勝負強さが光る選手だ。
小学生時代から鹿島アントラーズ一筋の鈴木は、中学・高校でも鹿島の下部組織でプレーしており、高校3年の10月にトップチームへの昇格が内定。プロへ進むと2年目には既に主力選手として活躍し、2018年にはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の制覇に貢献した。2019年にはシント=トロイデンVV(ベルギー1部)へとステップアップでの移籍を実現させ、ベルギーでの3シーズンは出場した69試合で26ゴールをマーク。その後、2022年に鹿島へ復帰すると、チームのレジェンドである小笠原満男氏が背負った背番号40を継承している。
現時点で鈴木はリーグ戦で12ゴールを挙げ、得点ランキング4位にランクイン。攻守にわたってチームを牽引していく鈴木から目が離せない。
同率4位:FWウェルトン(ガンバ大阪)
- 国籍:ブラジル
- 市場価格:2.20m€(約3億4,000万円)
- 今季成績:公式戦26試合3ゴール5アシスト
両サイドからのドリブル突破を得意とする両利きのサイドアタッカーFWウェルトン。当たり負けしないフィジカルの強さも兼ね備えている。ブラジルの複数クラブを渡り歩き、2021/22シーズンからはブルガリア1部のレフスキ・ソフィアでプレー。欧州挑戦1年目から主力として活躍すると、翌シーズンにはほぼスタメン出場を果たし2ゴール3アシストを記録した。ほかにも、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選でもプレーしている。
2023/24シーズンは20試合出場で3ゴール4アシストをマーク。UECL予選では、昨シーズンに現役を引退した元日本代表の長谷部誠氏とも対戦している。2024年2月にガンバ大阪へ完全移籍で加入すると、ここまで公式戦26試合に出場し、3ゴール5アシストをマーク。チームの総得点の過程にウェルトンが多く関与していることもあり、G大阪の今季躍進の立役者となっている。更に得点力が備われば、Jリーグでは誰も手が付けられないほどのポテンシャルを秘めている。
3位:FWエリソン(川崎フロンターレ)
- 国籍:ブラジル
- 市場価格:2.50m€(約3億9,000万円)
- 今季成績:公式戦20試合6ゴール0アシスト