地方や家庭によってさまざまな食べ方があるそうめん。沖縄では、旧盆行事のナカビに「ソーメン汁」を先祖の昼の膳や客人にふるまうそうだ。公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会の公式サイトにレシピが掲載されていたため、参考に作ってみた。

■シンプルな料理だけど奥が深い

同サイトの説明では、昆布だし、白だし、みりんで作った汁をそうめんにかけるとのこと。ただ、よりおいしいソーメン汁を作る場合は、鰹出汁、豚の茹で汁、できれば豚の骨の出汁を「1:1:2」の割合で合わせて醤油で味を整えるそうだ。

ソーメン汁を作るにあたり、どのように食べられているか石垣島に住む方に話を聞いたところ、「ソーメン汁自体を知らなかった」とのこと。主に沖縄本島で親しまれているレシピなのかもしれない。