26匹が本土に帰還!

プロジェクトチームは、十数年かけて本土に戻すためのタスマニアデビルを飼育しています。

そして今年3月、オーストラリア南東部・シドニーにある「バーリントントップス国立公園」の保護区に、15匹のタスマニアデビルを放しました。

15匹にはそれぞれ発信器をつけて追跡観察し、最初は野生環境に慣れてもらうため、カンガルーの死肉をエサとして置いています。

外来種を駆除するため「黒い悪魔」が3000年ぶりにオーストラリア本土へ帰還!
(画像=野生に戻すためにタスマニアデビルを飼育 / Credit: Aussie Ark、『ナゾロジー』より引用)

新しい環境に慣れたところで、さらに9月に11匹のタスマニアデビルを追加で放しました。

すでに26匹はエサを与えなくとも自活できるようになっており、問題が発生しなければ、今後さらに40匹を放すとのことです。