車検その他整備費用
車検は、公道を走るためにはかならず受けなくてはならない制度です。車検切れの車両を公道で運転した場合、免停や罰金などが課せられます。
また、事故が起きた場合なども任意保険が使えなくなったりすることもありますので注意が必要です。車検には、法定費用が必要になってきます。
いずれもガソリン車とハイブリッド車で、おおきな違いはありません。
法定費用
法定費用は車検を受けるために必要な費用です。上記の重量税にくわえて、自賠責保険料、印紙代、検査ライン使用料が必要になってきます。
これらは、国や自治体に納めるもので、値引きや割引はありません。車検の際にはかならず必要になります。
車検基本料
車検基本料には、「24ヶ月点検」「測定検査料」「車検代行手数料」などが費用としてふくまれます。
これは車検をお願いする業者に払うもので、正規ディーラーよりも整備工場やカーショップなどのほうが安価に設定されています。
ただし現行型ノアの場合、新車購入時にメンテナンスパックに加入していたり、ちょっとした不具合もメーカー保証を使ったほうが安上がりだったり、また延長保証に加入するにはディーラーでの定期点検を受けているなどの条件があるので、一時の安さよりも数年後をふくめたトータルで考えることが必要です。
自動車保険
自動車保険には、すべての自動車保有者が加入を義務付けられている「自賠責保険」と補償を任意で選び加入する任意保険の2種類があります。
・自賠責保険
車に詳しくない方にもわかりやすく「強制保険」とも言われる保険がこちらです。
車検の際に有効期限が24ヶ月以上あるものがないと、車の整備をしっかりしていい状態のものでも、車検には合格することができません。
新車時の費用は、新車時は24,190円(37ヶ月)、車検の継続検査の場合は17,650円(24ヶ月)または、25ヶ月の18,160円を支払います。
・任意保険
自賠責保険での補償は対人賠償のみで、補償金額も死亡で最高3,000万円、後遺障害で4,000万円、傷害による損害は120万円と、事故によっては明らかに足りないといわれます。
また、対物には対応していないので、全額、自腹ということになり、対象物によっては数千万円の修理代金が来る可能性も出てきます。
それらの補償をカバーするのが任意保険です。通販型のほうが、安価な傾向にありますが、自分にとって適切な保証がわからない場合などは大手の損保会社など、保険代理人が説明するところでしましょう。