FW原大智、FWマルコ・トゥーリオといったタレントも健在であることから、エリアスの加入によって一気にリーグ屈指の破壊力を誇る攻撃陣へと進化を遂げた。今季は得点数、失点数ともに課題のあった京都。新たな得点源を獲得した今、まずは一桁順位を目指しどこまで連勝を伸ばしていけるか注目だ。


大﨑玲央 写真:Getty Images

大﨑玲央(北海道コンサドーレ札幌)

今季開幕から5連敗を含む6戦未勝利と大きく出遅れた北海道コンサドーレ札幌。その後も連敗がありJ2降格も現実味を帯びてきていたが、直近は3連勝とようやく調子が上向き残留に向けて希望が見えつつある。そんなチームを好調に転じさせた要因の1つがDF大﨑玲央の加入だ。

6月にチームへと加わりここまで9試合に出場。ゴールやアシストといった得点に直接絡む場面こそないが、後方からのつなぎに安定感をもたらし相手の背後を突くようなパスでチャンスメイクするなど早くもチームに与える影響は大きなものとなっている。

また、ここ数年札幌の悩みの種であった守備面も、大﨑の対人の強さや経験値の高さによって改善される見込みは大いにある。残留に向けてまだ勝ち点差に開きはあるが、頼れるベテランの影響力でさらにチームに勢いをつけたいところだ。