不運なことに、ブライアン=ボガースはトルコのハードパックに合わせることができないままとなり、レース 1ではスタートに成功し 1 周目には一気に 10 位にまでマシンを進めながらも、ペースをキープできないままに 15位、レース 2 も 16 位と総合 16 位に収まるのがやっとだった。
グレン=コルデンホフ:今回はあまりいいスタートじゃなかったね。金曜日にでかいクラッシュを喫したおかげで、だいぶ痛めつけられて、歩くのがやっとだったんだ。それでも幸運なことに骨折のようなひどいダメージではなかったから、レースを走ることにしたんだ。とはいえひざを曲げることがなかなか厳しくて、日曜日に向けてあまりいいポジションとは言えない 12 位で土曜日のレースを終えざるを得なかった。レースでは、はるかアウト側からスタートする羽目になり、イン側は先行するライダーたちにきっちりと閉められてなかなか前に出られそうになかったよ。いいスタートを切るには厳しい条件だったけど、それでもそこそこのスタートを決められたんだ。レース前には膝だけじゃなくて首も痛み出して、痛み止めを打ってのレースだったから、2 つのレースを6-5 位でまとめられたのは幸運だったと言っていいだろうね。実際、出来うる最高の結果だったよ。
この結果につながるだけの十分なスピードを僕が持っていることが証明できたし、ここ 2 週間、テストしながら仕上げてきたサスペンションのセッティングが最高で、時間をかけてきた価値がある仕事だったんだ。
だからここまでで大きく前に進むことができたと思っているし、その結果には満足しないとね。マシン、スピードと、僕自身のライディングそのものを考えれば、非常にポジティブな週末だったといえるだろう。
これは次の中国に向かう前の僕の大きな自信にもつながっているよ。何しろ前回は 1 ヒートでは勝って、総合 2位に入ったレーストラックだからね。僕たちはもう 2 回、表彰台に上がるチャンスを今シーズン残しているわけだし、いやそのうえモトクロス・ネーションズも残っているからね。