日本における事業展開

8月19日から、電動マイクロモビリティシェアリングサービス「Lime(ライム)」の日本展開が開始しています。

東京都6エリア(渋谷区・新宿区・目黒区・世田谷区・豊島区・中野区)において40カ所以上のポートに200台を提供。最大の特徴は、「電動キックボード」にくわえて、国内で初めて、座って乗る「電動シードボード」も提供するということです。

利用料金は、100円(基本料金)+30円/分、サブスクリプションサービス「LimePass」だと30分/1日490円、60分/3日890円、160分/7日1,980円、300分/30日3.480円。Limeアプリから車両予約で利用可能。


電動キックボード「Lime S4.1」(左)、電動シートボード「Lime S4.1 with seatkit」(右)

日本のマイクロモビリティ市場については、「潜在的な需要が高い」とし、利便性向上のための密度向上と新サービスの提供を進めていくそうです。

具体的には、2025年3月までに関東地方の主要都市、その後関西地方への進出を計画しているとのこと。サービスで提供している電動モビリティは8月現在で200台ですが、2024年12月末までに2,000台、2026年3月末までに2万台へと拡大し、2030年までに全国展開を目指すとしています。

Limeは「電動マイクロモビリティを公共交通手段として発展させカーボンフリーでサステナブルな未来をつくる」をミッションにしています。実現のために、日本におけるさまざまな社会問題にも向き合い、解決方法の1つになることも目標に定めているとのこと。

三井住友海上と包括連携協定を締結

三井住友海上火災保険株式会社との間で、電動マイクロモビリティの普及に向けた包括的パートナーシップを締結したことも発表されました。

エコシステム構築を目的とした包括連携協定で、交通安全と利便性を高めるための5つの取り組みを行っていくといいます。