時折強く引き込まれてドラグが少し滑るけど、サオでためて耐え巻き続ける。やがて水面下に見えたのはまぎれもなくドラゴン。こんなサイズは初めてだ。妙に冷静になってリーダーを持ち、そっと抜き上げたのは指6本あるかな…というタチウオだった。

このサイズになると、もう顔つきが違う。イカツイの言葉がぴったりくる恐ろしい顔。アニメなら間違いなく悪役だ。

初めてのテンヤタチウオ釣りで指6本級ドラゴン手中【三重・第八幸丸】掛け損ね連発に悶絶穂先を持ち上げるアタリで指6本級をキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・原田順司)

最終釣果

その後も相変わらず空振りを繰り返したが、10時半を回ると潮の加減かぴたりとアタリが止まった。そして早めの11時に片付けをして11時半に沖上がり。

釣果は水面オートリリースを含めて8匹。うちドラゴン含め良型は3匹。デビュー戦としては上出来だと思うけど…。空振り多すぎ!!

初めてのテンヤタチウオ釣りで指6本級ドラゴン手中【三重・第八幸丸】掛け損ね連発に悶絶筆者の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・原田順司)

今後は数釣りに期待

船長に聞くと、これから指3~4本クラスが大量に伊勢湾に入ってきて、数釣りが楽しめるようになるらしい。そうなると1人30~40匹という釣果が望める。アタリの数が多ければ、掛ける数も多くなる。そうなると、ちょっとは上達できるかも…ね。

初めてテンヤに挑戦した感想は、余計な言葉抜きにただ面白い!これほどゲーム性が高いとは思わなかった。悶絶する釣りほどムキになるが、燃えるものもある。今年の秋はテンヤ尽くしになりそうだ。

初めてのテンヤタチウオ釣りで指6本級ドラゴン手中【三重・第八幸丸】掛け損ね連発に悶絶ゲーム性が高いテンヤタチウオ(提供:週刊つりニュース中部版APC・原田順司)

<週刊つりニュース中部版APC・原田順司/TSURINEWS編>