ボトムが内巻きの純正バンパーに対し、下側に被せるタイプのハーフスポイラーを装着。小さな面積ながら、ボトムのボリュームを高めてフェイスバランスを整えている。
柔らかくもエッジの効いたデザインもポイント。両サイドをフラット気味に迫り出しつつも、中央のダクトへと巻き込むように造形が印象的だ。ボトムは若干持ち上げたAラインを採用し、重く見せないよう細部にまで配慮されている。上部を立ち上げたフロントサイドのボトムを一段落とし込んだデザインは、最新のフェアレディZを踏襲。日産車好きのココロに訴えかけてくる。
ちなみに、迫り出しているように感じるデザインながら、純正に対してセンターで約45mmダウン、サイドで約40mmダウン、前方へは約23mmプラスに抑え、保安基準への適合もしっかり抑えている。エアロを知り尽くした老舗エアロメーカーならではのディテールへの作り込みが随所に活かされていた。
スポーティなビジュアルながら使い勝手にこだわったボンネットスポイラー
ボンネット上部に取り付けるボンネットスポイラーは、両サイドにエッジを効かせたシンプルなデザインが特徴。ワイパーガーニッシュを少しだけ隠し、フロントガラスを小さく見せるレーシングカーの手法を取り込むことで、スポーティなフェイスに一役買っている。
もちろん、洗車や降雪時にワイパーがちゃんと立てられるので心配無用! ユーザーの使い勝手への配慮も嬉しいところだ。
キャラバンのボンネットは開かないため、貼り付けるタイプを採用。とはいえ高速時に外れる危険性を考慮し、両端に金具を付け、ボルトとビスで留める構造とすることで、安全性も確保している。
押し出しではなく、プレスラインでボリュームを表現するサイドステップ
内側に絞り込んだキャラバンのサイドパートに対し、視覚的ボリューム感を高めたサイドステップを製作。前後スポイラーとボトムを揃えるという意味でも、不可欠なアイテムとなっている。