国産コンパクト・リッターカーの原点
シャレードのようなリッターカー…1960年代なら800〜1,000cc級小型車の、さらに縮小版となると、1970年代後半ならマスキー法やオイルショックによる低排出ガス、省燃費など環境性能と動力性能の両立が可能になっていました。
さらに同じ1リッターエンジンでも軽くてコンパクトなら、キビキビ走るには小型軽量こそ正義!とばかりに走りにも定評があり、海外では現地ディーラーからの要請に応じ、モンテカルロ・ラリーなどへ出走し、クラス優勝を遂げるほどの実力を発揮します。
「マリンウィンドウ」と呼ばれた丸窓をリアクォーターへ追加した「シャレードクーペ」を発売してウケるなど、初代シャレードは時代にマッチしたクルマとして市場から歓迎されたのです。
国産リッターカーというと、日産の初代マーチ(1982年)あたりが有名どころですが、1970年代にその元祖として好評を博したのは、ダイハツの初代シャレードでした。
現在もダイハツはコンパクト・トールワゴンのトール(トヨタ版がルーミー)、SUVのロッキー(同・ライズ)などで1リッター自然吸気またはターボエンジンを積むリッターカーが健在ですが、初代シャレードはそれらの「元祖」でもあるのです。
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文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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