「氷肌玉骨」は、美人の例えとして使用される四字熟語です。
では、どのような美人をあらわしているのか、ここでは「氷肌玉骨」の意味や成り立ちなどについて解説します。
目次
・「氷肌玉骨」とは
・人の例えとしての「氷肌玉骨」
・植物を指す「氷肌玉骨」
・「氷肌玉骨」の由来
・出典は後蜀の後主「孟昶」の詩
・美しい人の比喩となる言葉
・明眸皓歯
・沈魚落雁
・まとめ
「氷肌玉骨」とは
ここでは「氷肌玉骨」の意味について解説していきます。
人の例えとしての「氷肌玉骨」
「氷肌玉骨」は、美しい女性を形容する際に使用されます。
「氷肌」は、透明な氷のように清らかな肌を例えた言葉。
「玉骨」は、玉のように美しい骨という意味合いで、高貴な人や美人の骨を例えた言葉となっています。
転じて、非常に美しい女性の容姿を例える表現となりました。
植物を指す「氷肌玉骨」
「氷肌玉骨」は、美しい梅の例えとしても使用されます。
なぜ梅の例えとされるのか、その理由については諸説ありますが「梅の花=寒さの厳しい時期に咲く白い花」というイメージから来ているとされています。
その説では、氷肌が梅の花、玉骨は梅の幹枝を表しているとされます。