もう少しだけ余裕があったので隣接している小倉城庭園へ。

細川氏の後に小倉に入城した小笠原氏の別邸跡を近年再現させてオープンしました。池の周りを巡る池泉回遊式庭園であり、向こうには書院造の別邸があります。

書院の縁側に座り小倉城を眺めます。北九州市の中心という都会の真ん中にありながら喧騒から離れゆったりとした時間が流れます。さまざまな問題に日々対峙していた当時の大名もここにいるときだけは自分の城を見ながらゆっくり時間を過ごしていたのでしょう。

3泊4日の九州旅行も終わってしまえばあっという間。旦過市場で買った燻製と門司港ビールをお供に後ろ髪をひかれながら九州を離れました。

初めて訪ねた小倉は2時間余りの滞在でしたがそれだけでも多くの町の歴史に触れられたような気がします。次はもっとゆっくり訪ねて小倉城から町を眺めるなどしてさらにディープな小倉に浸ってみたいと思いました。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年9月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。