ちなみに前掲の映画おっぱいバレーでは、電車に乗る美香子先生を少年たちが見送るシーンがここで撮影されています。詳しいですがおっぱいバレーは見ていません。
電車を見送り、JR直方駅まで歩いてきました。かつては炭鉱の町として栄えた直方市の中心駅であり、炭鉱路線でいまは平成筑豊鉄道となっている伊田線の分岐駅でもあります。現在は福北ゆたか線の中心駅として北九州や福岡に通勤、通学する乗客を乗せるアーバンネットワークの中に組み込まれています。
駅前には直方市出身の力士、元大関「魁皇」の銅像もあります。魁皇は町のヒーローであり、博多から直方を結ぶ通勤特急の名称にもなりました。当時現役だった力士の名前を電車の名称にするのは異例のことでした。
かつて、ここまで運ばれてきた石炭を各目的地別に積み分ける作業が行われていた直方駅はその名残もあって広い敷地を有しています。4つの線路で様々な系統の電車が並び、筑豊地方での鉄道ターミナルの役割は健在でした。
急に決まったローカル線旅でしたが、映画ロケ地あり宿場町ありと楽しい訪問になりました。
北九州に来られた際はローカル色豊かな筑豊電鉄に乗って筑豊地方の旅を楽しむのもいいと思います。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年9月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。