政治
長崎街道の宿場として栄えた木屋瀬
2024/09/11
北九州のローカル私鉄・筑豊電鉄をゆく
次に下車したのは木屋瀬(こやのせ)駅。この近くには木屋瀬宿という古い宿場町の跡があります。木屋瀬宿は小倉から長崎に通じていた長崎街道の宿場町として発展していました。
現代では博多経由で長崎に向かうのがメインルートになっていますが、当時は距離的に近い飯塚など筑豊地方を経由する道が主要なルートとなっていました。
少し歩けばこのような趣深い街並みが残っています。道路が舗装されたものでなければ本当に江戸時代にタイムスリップしたかのようです。訪問するまで北九州にこんな宿場町があるなんて知りませんでした。
終点・直方で鉄橋を渡る筑豊電鉄を望む木屋瀬駅から再び筑豊電鉄に乗車、終点の筑豊直方駅に到着しました。車両右側に出口がないため、いったん運転士が後方に移って料金の授受を行う形をとっています。
ここからJR直方駅までは徒歩10分ほどの距離。少し時間があるので折り返し電車が遠賀川を渡る姿を見に行きます。川は駅のすぐ裏手にあります。これまでずっと川の東側を走ってきましたが、最後の最後で川を渡り終着駅に入る形です。
私が乗ってきた列車が折り返し、黒崎駅前方面に向かって走ってゆきます。
長い鉄橋を1両のレールバスのような車両が走っていく姿が旅情を誘います。
関連タグ
今、読まれている記事
もっと見る
関連記事(提供・アゴラ 言論プラットフォーム)