優秀なR20Aエンジンだが、210,000kmを超えているとさまざまな部分で「お疲れ」だなと感じる。低回転でのトルクも抜けていると感じるし、何より燃費の悪化は数字で出てくるので顕著だ。
新車から30,000kmくらいまでの燃費
高速 11.2km/L
下道 9.2km/L
合計平均 10.8km/L
21万kmを超えた現在の燃費
高速 10.2km/L
下道 8.1km/L
合計平均 8.8km/L
『高速』としているのは高速道路の使用頻度が半分以上の時、半分以上が下道の場合を『下道』とした。最近は下道メインとする機会が多めとなっているので、『合計平均』は下がり気味になっていることは考慮に入れておいていただきたい。とは言え、燃費は1km/L以上の低下となっているのは間違いない。特に高速メインの時は、大きな悪化が見られる。
そしてオイルが減ってしまうのも悩みのひとつだ。交換時期までに足すほどではないが、減ってしまうのは決して良くない。本来ならばオーバーホールを考えねばならないところだ。
実際にクルマのオイル交換作業をしてもらおう!
今回はいつもオイル交換をお願いしているイエローハット江戸川大杉店で作業をしてもらう。
使用するエンジンオイルはMAGMAX部分合成油5W-30とした。これは前回と同じオイル。オイルの減りを少しでも軽減するために、部分合成油をチョイスして、純正指定よりも粘度を高くした。
オイル交換の時に「入れてください」と依頼すれば、持ち込みでも対応してくれる。お店に置いてない場合は通販などで購入してから作業依頼しよう。
古いオイルを抜く
ドレンボルトを抜いて、古いオイルを抜く。オイルフィラーキャップを緩めたり、外したりという人もいるが、そこは好みだろう。今回は予約日までに距離が進んでしまって、前回から4,000kmほどでの交換。しっかりと汚れている。