ショルツ連立政権の運命は今月22日に実施されるブランデンブルク州議会選の結果次第だろう。同州(定数88)で第1党のSPDがAfDに敗北するようだと、「ショルツ首相ではもうダメだ」という声が党内から出始めるだろう。2019年の前回選挙では、SPDは26.2%の得票率でトップ、AfDは23.5%で、両党は僅差だった。

テューリンゲン・ザクセン両州議会選の結果について、米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は「ドイツの政治的激震」と表現し、戦後ドイツの転換点と評したが、ブランデンブルク州議会選はショルツ連立政権の退陣をもたらす可能性が出てきたのだ。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2024年9月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。