■勉強カフェの「内部」について聞いた

名前に「カフェ」とついているが、勉強カフェは飲食店ではなく、「カフェのような雰囲気」で勉強ができる空間。

その特徴や利用方法について、山村さんは「当施設は会員制となっており、スポーツジムのように月額利用料を払うことで契約したプランの時間を利用できます。また会員にならず、1時間単位でのビジター利用も可能です(混雑時、ビジター利用の制限をする場合もあり)」と説明する。

また、施設内は大きく分けて2つのスペースに分かれているという。

街中で発見した謎のカフェ、名前2文字に目を疑う 「図書館じゃダメ?」と疑問の声も…
(画像=『Sirabee』より引用)

まず「ラウンジ」は、カフェのようにオープンな空間。勉強場所でありながら、あえて音楽を流しているのがポイントだ。

こちらの点について、山村さんは「自習室や図書館では無音が一般的ですが、あえて適度なノイズを発生させることで、些細な物音なども許されないような重く殺伐とした空気感になるのを防ぎ、リラックスしながら集中できるようになっています」と説明する。

また「店内設置のドリンクコーナーでコーヒーやお茶を飲めるほか、軽食の持ち込みも可能となっています」とも補足しており、自習室や図書館との差別化が見受けられた。

街中で発見した謎のカフェ、名前2文字に目を疑う 「図書館じゃダメ?」と疑問の声も…
(画像=『Sirabee』より引用)

もう片方のワークスペースはブース席が並ぶスペースで、環境音が静かに流れ(一部店舗は異なる)、やはり勉強に集中できる空間。会話や食事はNGだが電卓、PC類の持ち込みは可能となっている。