振動や騒音よりも信頼性や耐久性を優先して設計

 ジムニーとジムニー シエラの購入を検討する際には押さえておくべきデメリットはあるのか。また「乗り心地が悪い」ということはあるのか。

「そもそもジムニーという車種の存在価値を理解することが大切です。ジムニーもシエラも、前述のように伝統的なラダーフレーム構造を持つ本格的な4WD車です。舗装路での走行性能や快適性よりも、悪路での走りや絶対的な走破性能が重視されており、林業やハンターなどのプロが山道でスタックせず安心して走れるように設計されています。壊れにくい頑丈な構造を徹底し、振動や騒音よりも信頼性や耐久性を優先して設計されており、舗装路を走っていると、轍でハンドルがとられたり、凸凹道でボディが大きく左右に揺れるといったことが当たり前のように起こります。こうした挙動や音を不快に感じるか、楽しいと感じるかは、乗る人によって異なるでしょう。それらは善し悪しではなく、ジムニーとシエラの個性であり、あえて選ぶ理由のひとつにもなりうる性能のひとつなのです」(桑野氏)

(文=Business Journal編集部、協力=桑野将二郎/自動車ライター)

提供元・Business Journal

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